「投資=ギャンブルじゃない!」妻を納得させるための伝え方

資産形成

投資を始めたいけど、妻の強い反対にあってなかなか踏み出せない――そんな悩みを抱えている男性は少なくありません。私自身、まさにその一人でした。

結論から言えば、私は4週間かけて妻を説得し、ついに投資を始めることができました。ただし、一方的に押し切るのではなく、対話を重ね、不安に寄り添いながら進めたことが功を奏したのだと思います。

今回は、私の体験をもとに「投資=ギャンブルじゃない」と伝えるために心がけたポイントをお伝えします。同じように悩むあなたの参考になれば嬉しいです。

【1】妻の「投資=ギャンブル」というイメージを正面から否定しない

私が「投資を始めたい」と切り出したとき、妻は即座にこう言いました。

「え、やめてよ。ギャンブルみたいなものでしょ?」

ここで「違うよ!全然違う!」と反論したくなる気持ちはわかります。でも、それでは相手の不安を煽るだけ。まず私は、妻の言葉にこう返しました。

「うん、確かにそう思う気持ちもわかるよ。私も最初は同じように思ってた。」

相手の気持ちを否定せずに受け止める――これは、説得の第一歩です。その上で、

「でも最近、ギャンブルと投資の違いがだんだんわかってきてね。もし興味があれば、一緒に話してみない?」

と切り出しました。結果として、妻も少しずつ耳を傾けてくれるようになったのです。

【2】「なぜ投資をしたいのか」を生活レベルで伝える

妻に理解してもらうには、「数字」や「資産運用の理論」だけでは響きません。もっと生活に即した話が効果的です。

私は、こんな風に伝えました。

「今は生活できてるけど、10年後、20年後を考えたら不安もあるよね。少しずつでも、将来に備える選択肢を増やしておきたいんだ。」

「投資って、ギャンブルじゃなくて“お金にも働いてもらう”手段なんだよ。」

「例えば、毎月5,000円だけでも積み立てれば、住宅ローンや老後資金の足しにもなるかもしれない。」

これらを繰り返し、焦らず話すことで、「あ、この人はちゃんと考えてるんだな」と思ってもらえるようになりました。

【3】一緒に“勉強”することで距離を縮める

説得が進まないとき、私がとった行動のひとつが「一緒に本や動画を見ること」でした。

YouTubeで初心者向けの投資解説チャンネルを一緒に見たり、わかりやすい書籍をリビングに置いたり。強制せず、興味をもってくれたら自然に見てもらえるよう工夫しました。

そして、ある日妻がふと口にしたのです。

「NISAって、税金がかからないんだっけ?」

それは、興味の兆しでした。すかさず、

「そうそう、国が後押ししてる制度で、少額から始められるんだよ。」

と自然に会話を広げました。情報を共有することで、妻も“投資=危険”というイメージを少しずつ見直してくれたのです。

【4】いきなり大きく始めず「安心できる第一歩」を提案する

最終的に、妻が納得してくれた最大のポイントは「少額から、リスクを抑えて始める」という姿勢でした。

「いきなり何十万円も投資するわけじゃないよ。まずは月数万円だけ、NISAの積み立て投資枠で投資信託を買ってみる。」

「仮に下がっても、長期的に積み立てていけば少しずつ成果は出るはず。」

こういった“安心できる第一歩”を具体的に示すことで、「それくらいなら…」と理解を得られたのです。

さらに、「毎月の報告はするね」と伝えたことで、信頼感も高まりました。

まとめ:対話と共感がすべてのカギだった

投資を始めたいと思っても、配偶者の理解なしには難しいこともあります。私も当初は「なぜわかってくれないんだ…」とイライラした時期がありました。

でも今振り返れば、妻の不安はごく自然なものであり、その気持ちに寄り添う姿勢こそが大事だったのです。

「投資=ギャンブルじゃない」と伝えるには、言葉以上に「行動」で安心感を示すこと。そして、相手を“説得”するのではなく“共に歩む”というスタンスで向き合うことが、私には何より効果的でした。

もし、あなたが今まさに同じ壁にぶつかっているなら、焦らず・諦めず・丁寧に対話を続けてみてください。いつか必ず、その壁は乗り越えられます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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